これまでのシリーズでは、Webサイトの各ページごとに「採用担当者が安心して依頼したくなるデザイン」のポイントをお伝えしてきました。
今回は【番外編】として、Webサイトと並んでブランドの顔となる「ロゴ制作」について取り上げます。
ロゴは企業やサービスの印象を一瞬で伝える大切な要素。この記事では、実際の制作の流れやポイントをわかりやすく解説していきます。
これからロゴを作ろうと考えている方はもちろん、サイト全体の統一感を意識したい方にも役立つ内容ですので、ぜひご覧ください。
ロゴができるまで
ロゴのアイデア出し
「KURA Design」という私のデザイン屋さんを印象よく覚えていただけるロゴを作るために、まずはアイデアを出してみました。

①名前を覚えてもらうためのイニシャルをロゴに
②アイコンを顔写真にするのは気が引けるので(これは人それぞれかと思いますが)、イラストを私らしくした時に線画かなぁと思いまして、そんなロゴを考えてみました。四角のフレームをつけてスタイリッシュに。
③上記のイラストを丸で囲ったバージョン。SNSのアイコンなどにも使いやすい丸と、スタイリッシュさとおしゃれ感を考えたバランスに。
④スタイリッシュでおしゃれな感じを伝えたいというのは、サロン系のHP作りが得意で、ポートフォリオのペルソナもサロン経営者だからだという気持ちに気が付きました。だったらと、サロン系HP作りが得意ということを全面に出して、サロンをイメージさせた建物をモチーフにするのはどうだろうと思いつきました。KURA Design自体がデザインサロンであって、どうぞぜひお越しくださいという気持ちを込めて建物モチーフを考えました。
作っていくうちに、ロゴで何を伝えたいのかがだんだん明るくなっていく感じがしました。ただアイデアを出すだけではなく、私は「私」の何を表現したいのかを考えるために、以前ブログでまとめたこちらの記事「目的整理」の情報を元に色々考えました。
屋号の部分のフォント
画像を見ていただいてお気づきかもしれませんが、②③④の屋号部分のフォントが同じです。もう決定しているようなものでした。
というのも、サロンのイメージにしたかったので、海外雑誌のようなフォントにしたく、太字のセリフ体と下に細字で小さくサンセリフ体という手法はよく使われていて憧れていたからです。
屋号のKURAだけとりあえず覚えてほしいという思い入れもあります。私の名字は「クラバヤシ」なのですが、ちょっと長いというか、言いにくいというか、いつも自己紹介で噛みそうになるのがネックでした。5文字というのも覚えにくいですし。最初の「クラ」だけでも覚えていただきたいという気持ちを込めて目立たせました。
モチーフ部分のコントラスト決め

①スタイリッシュな感じが良かったので、建物モチーフの壁部分を塗りつぶす方がいいなと考えていたのですが、実際にやってみると重い感じなのと建物感がちょっと伝わりにくいなという感じになりました。
②だったらとドアの方のみ塗りつぶしてみると、ドア部分が開いているようにも見えるということに気がつきました。Welcome感もあっていいなと思ってこちらを採用!
※線のみの建物モチーフは前段階の時点で不採用としていました。ちょっと優しすぎる、軽すぎるという感じだったので。
カラーを乗せてみて、デザインの再考

これはこちらの記事でポートフォリオのトンマナを決めていたので、そのアクセントカラーを採用しました。
カラーを変えたら壁部分の方を塗りつぶしでもいけるかなとか、ドアノブつけたらどうだろうなど、色々やってみました。
頭で考えているだけでは、実際にデザインを起こしてみるのとは違うので、とりあえずデザインを起こしてみます。
ロゴ決定

色々やってみましたが、こちらに決定しました。
- 得意分野である「サロン系デザイン」をロゴでアピール
- シンプルで高級感のあるデザインは私の得意分野そのもの
- 偶然表現できたWelcome感
- KURAを大きくすることで名前を覚えてもらう
盛り込みたい要素以上の意味をロゴに込めることができました。
まとめ
私はこのような流れでロゴを作成しました。小さなデザインの中に想いを込めていく作業はとてもやりがいと達成感があり楽しい作業です。
もしロゴ作成に煮詰まっている方がいましたら、この記事が何かヒントになったら嬉しいです。
どうしてもロゴ作成が自身では難しいという方は、ぜひ私にご相談ください。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
👉この記事で何度か出てきたポートフォリオの制作については、下記記事をご覧くださいませ
- 採用担当者に信頼が伝わるポートフォリオ制作の流れ|目的整理から完成まで
- 採用担当者が3分で安心できるデザイン|ポートフォリオTOPページの工夫
- 採用担当者が安心して依頼したくなるデザイン|ポートフォリオAboutページの工夫
- 採用担当者が信頼できるスキルを確認できるデザイン|ポートフォリオWorksページの工夫
- 採用担当者が不安なく依頼できるデザイン|ポートフォリオFlow & Contactページの工夫
- 【番外編】依頼したくなるデザインの裏側|ロゴ制作の方法と流れ
こんにちは、KURA Designの倉林あやねです。
普段はWeb制作やデザイン制作をしています。
サロンやお店の空気感や魅力を丁寧にキャッチアップし、それをデザインに反映させるのが得意です。
ページを訪れた方に心地よさや安心感を感じてもらえるよう、使いやすさにもこだわっています。
「自分の魅力を伝えたい」そんな想いを持った方と、一緒に世界観をカタチにできたら嬉しいです。







