― 出張エステサロンのWebデザインを通して考えたこと ―
1. なぜ「安心して選ばれるHP」をテーマにしたのか
今回の制作で、私が一番大切にしたテーマは
**「安心して選ばれること」**でした。
見た目がきれいなホームページは、今や珍しくありません。
ですが、サービス内容を理解し、納得し、
「ここにお願いしよう」と決断するまでには、
もう一歩、心を後押しする要素が必要だと感じています。
特に今回のように、
・対面サービス
・高単価
・自宅に訪問するサービス
こうした条件が重なる場合、
デザインには“安心感を伝える役割”が強く求められると考えました。
2. 出張エステというサービス特有の不安
出張エステは、とても魅力的なサービスです。
一方で、初めて利用する方にとっては、
店舗型エステとは違う不安も生まれやすいと感じました。
例えば、
- 自宅に知らない人を招くことへの不安
- どんな施術者なのか分からない不安
- 本当に信頼できるサービスなのかという不安
こうした気持ちは、決して特別なものではありません。
むしろ、ごく自然な感情です。
だからこそHPでは、
その不安を否定せず、そっと受け止める設計が必要だと考えました。
3. 高単価サービスで「迷わせない」導線が必要な理由
高単価なサービスほど、
ユーザーは慎重に、時間をかけて検討します。
その過程で、
- 情報が足りない
- ページ構成が分かりづらい
- 次に何を見ればいいのか分からない
こうした小さな「迷い」が積み重なると、
不安に変わり、離脱につながってしまいます。
そのため今回のHPでは、
理解 → 安心 → 予約
という流れを自然にたどれる導線設計を意識しました。
「考えなくても、次に進める」
そんな感覚を目指しています。
4. デザインで意識した3つのポイント
安心感を表現するために、特に意識したのは次の3点です。
① 見た目の上質さとやさしさのバランス
高級感だけを強く出しすぎると、
近寄りがたい印象になってしまいます。
落ち着いた色味や余白を使いながら、
やさしさや温度感も感じられるトーンを意識しました。
② 情報の整理と視線の流れ
「どこを見ればいいか」が直感的に分かるよう、
情報の順序や視線の動きを丁寧に設計しています。
③ 言葉選び
断定的な表現や、煽る言葉は使わず、
そっと背中を押すような言葉を選びました。
5. ママ向け配慮ページを作った背景
今回のHPには、
「お子様のいる方へ」という専用ページを設けました。
育児中の方にとって、
エステに通うこと自体がハードルになることがあります。
- 子どもを預けられない
- 外出が難しい
- 自分の時間を後回しにしてしまう
そんな方に向けて、
「出張エステという選択肢があること」
「安心して利用できること」を、
丁寧に伝えたいと考えました。
特定の誰かを切り捨てない。
ちゃんと“届いてほしい人”に向けて言葉を置く。
その姿勢を大切にしています。
6. 見た目以上に大切にしていること
デザインというと、
どうしても「見た目」に注目されがちです。
もちろん、視覚的な美しさは大切です。
ですが、それ以上に私が大事にしているのは、
- そのサービスを使う人の気持ち
- 不安や迷いが生まれる瞬間
- 決断するまでの心の動き
こうした部分に、
どれだけ想像力を向けられるかだと考えています。
HPは、ただの情報の集合ではなく、
サービスと人をつなぐ「体験」だと思っています。
7. まとめ ― 誰に向けて作っているHPか
今回のHPは、
- サービス内容をきちんと理解したい方
- 不安を抱えながらも、前向きに検討している方
- 自分に合うサービスを、納得して選びたい方
そんな方に向けて制作しました。
「安心して選ばれるHP」は、
派手さや強い言葉で作るものではありません。
丁寧に、誠実に、
相手の立場に立って設計すること。
これからも、
そんなホームページ制作を続けていきたいと考えています。
こんにちは、KURA Designの倉林あやねです。
普段はWeb制作やデザイン制作をしています。
サロンやお店の空気感や魅力を丁寧にキャッチアップし、それをデザインに反映させるのが得意です。
ページを訪れた方に心地よさや安心感を感じてもらえるよう、使いやすさにもこだわっています。
「自分の魅力を伝えたい」そんな想いを持った方と、一緒に世界観をカタチにできたら嬉しいです。

